先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは61.0ドルまで約1.4%上昇。天然ガスにいたっては前日から4.50%急騰し、3.78ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、特に大きく上昇したプラチナは、前日から1.74%上昇。節目の1,000ドルを回復した。
為替市場は、アジア時間から米国時間にかけて日本円が強含んだ。米ドル円は146.195から144.854まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では200SMAへのリテストが入る形となり、日足では今月高値更新からの反落となっている。このまま日本円が本日の米国時間でも強含むのか、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、8:50に日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、17:00に英・ロンバルデッリBOE副総裁の発言、19:30に英・グリーンMPC委員の発言、21:50に英・マンMPC委員の発言、23:25に米・クーグラーFRB理事の発言、25:00に英・テイラーMPC委員の発言、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。週末にかけて強含んだ日本円が勢力を維持するのか、注意深く見極めたい。