昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは59.8ドルまで前日から約3%低下。一方の天然ガスは前日から0.9%上昇。3.36ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から約1.5%低下。979ドル台での推移となった。
為替市場は、オセアニア通貨が米国時間終盤にかけて下落し、最弱通貨となった。豪ドル円は91.678から90.587まで低下。時間足200SMAのサポートラインを実態足で下抜けた。4時間足では20MA上位から下位へと移行しており、日足では20MA直下にて方向感を模索している最中だ。本日の米国時間でも豪ドルが軟化していくのか、進行方向に注意したい。
本日の指標は、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・百貨店/スーパー販売額、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に豪・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、日・住宅着工件数、15:00に南ア・マネーサプライ、16:55に独・雇用統計、17:00に独・実質GDP、18:00に欧・実質GDP、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・実質GDP、加・実質GDP、22:45に米・シカゴ購買部協会指数、23:00に米・個人所得が発表予定となっている。最弱通貨となった豪ドルの回復余地を慎重に見極めたい。