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最弱通貨となった米ドルの回復余地を注視か

最弱通貨となった米ドルの回復余地を注視か

最弱通貨となった米ドルの回復余地を注視か
2025.04.29
本日のポイント
  1. 独・GFK消費者信頼感調査
  2. 南ア・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.9ドルまで約2.08%低下。一方の天然ガスは前日から約5.5%急騰し、3.31ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく値が伸びたプラチナは、前日から1.84%上昇。993ドル台での推移となった。

為替市場は、米ドルが米国時間で最弱となった。ユーロドルは1.1329から1.1423まで上昇。時間足200SMAの上値抵抗帯を上抜けた。4時間足では20MA下位から上位へと移行しており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している。本日の欧州時間でも米ドルの上値が重くなるのか、方向性を見極めたい。

本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、17:00に欧・マネーサプライ、18:00に欧・消費者信頼感調査、欧・景況感、21:00に南ア・貿易収支、21:30に米・卸売在庫、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・JOLTS求人、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表予定となっている。最弱通貨となった米ドルの回復余地を慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。