昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは61.9ドルまで約2.08%低下。一方の天然ガスは前日から約5.5%急騰し、3.31ドル台を回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく値が伸びたプラチナは、前日から1.84%上昇。993ドル台での推移となった。
為替市場は、米ドルが米国時間で最弱となった。ユーロドルは1.1329から1.1423まで上昇。時間足200SMAの上値抵抗帯を上抜けた。4時間足では20MA下位から上位へと移行しており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが継続している。本日の欧州時間でも米ドルの上値が重くなるのか、方向性を見極めたい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、17:00に欧・マネーサプライ、18:00に欧・消費者信頼感調査、欧・景況感、21:00に南ア・貿易収支、21:30に米・卸売在庫、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・JOLTS求人、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数が発表予定となっている。最弱通貨となった米ドルの回復余地を慎重に見守りたい。