昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは62.0ドルまで約2.3%上昇。一方の天然ガスは前日から1.0%低下し、3.25%まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったゴールドは、前日から2.4%急騰。3,357ドルをタッチし、最高値を更新した。
為替市場は、弱含んでいたスイスフランが昨日の米国時間で最強通貨となった。フラン円は173.603から175.051まで上昇。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足でも時間足同様に20MAをまたいでの変動に終始した。日足ではボリンジャーバンド+3σからの反落後、再びの上昇が見られているフェーズとなっている。
本日の指標は、7:45にNZ・消費者物価指数、8:50に日・通関ベース貿易収支、日・対外/対内証券投資、10:30に豪・雇用統計、15:00に独・生産者物価指数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:45に米・バーFRB理事の発言が発表予定となっている。米国時間で強含んだスイスフランの上値余地を慎重に注視したい。