昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは60.7ドルまで約1.6%下落。天然ガスも同様に下落となり、3.29ドルまで低下した。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から2.6%上昇。978ドルまで回復した。
為替市場は、昨日発表された加・3月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の2.6%から2.3%に低下したことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は103.485から102.386まで下落。時間足200EMAからの反落となった。4時間足では200SMAに上値を抑えられており、日足では今月安値更新が視野に入ってきている状況だ。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、9:30に豪・Westpac景気先行指数、15:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、17:00に欧・経常収支、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、南ア・小売売上高、21:30に米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、26:30に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。CPI低下で下落した加ドルの下値余地に十分警戒したい。