昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは57.2ドルまで6.7%急落。天然ガスも同様に下落し、前日から4.9%低下。3.50ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下落幅の大きかった銅は、前日から4.5%低下。4.13ドル付近へと値を下げた。
為替市場は、豪ドルが米国時間終盤で最弱通貨となった。豪ドル円は89.664から86.870まで下落。時間足75MAタッチからの反落が入った。4時間足では20MAに沿っての下降トレンドが継続しており、日足ではボリンジャーバンド-3σに沿ってのバンドウォークとなっている。なお本日のアジア時間でも下値を掘り下げているため、豪ドルのさらなる軟化に注意したい。
本日の指標は、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、14:00に日・消費者態度指数、15:15に日・植田日銀総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、24:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。下値を掘り下げた豪ドル円の下伸性に注意したい。