昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは69.7ドルまで0.83%約上昇。一方の天然ガスは前日から1.02%約低下し、3.86ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から1.57%上昇。970ドル台を回復した。
為替市場は、昨日発表された英・2月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の3.0%から2.8%に低下し、コア前年比も同様に低下したことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は194.788から193.471まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAをまたいでの方向感を模索している最中となっており、日足では200SMAの上抜けを試みている最中だ。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、18:00に欧・マネーサプライ、18:30に南ア・生産者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・実質GDP、米・PCEデフレータ、米・卸売在庫、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・中古住宅販売成約指数、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、27:05に欧・ラガルドECB総裁の発言が発表予定となっている。英CPI低下で上値が限定されたポンドの回復余地を静観したい。