昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは69.0ドルまで約1.46%上昇。天然ガスも同様に値を上げ、一時節目の4ドルを突破し4.05ドルまで上昇した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から1.77%低下し、964ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、米国時間終盤にかけてオセアニア通貨が最強となった。豪ドル円は93.569から94.719まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では上値抵抗帯となっていた200SMAを実体足で上抜けており、日足ではRSIが30タッチからの反発上昇局面に入りつつある状況だ。
本日の指標は、8:50に日・日銀議事要旨公表、17:00に南ア・BER消費者信頼感指数、18:00に独・IFO景況感指数、21:40に米・クーグラーFRB理事の発言、22:00に米・住宅価格指数、米・S&P/ケースシラー住宅価格、22:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に米・新築住宅販売件数、米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。原油上昇とともに上向いたオセアニア通貨の上伸性に注目したい。