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上値が限定されたポンド円の回復余地に注目か

上値が限定されたポンド円の回復余地に注目か

上値が限定されたポンド円の回復余地に注目か
2025.03.21
本日のポイント
  1. 日・全国消費者物価指数
  2. 加・小売売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは68.2ドルまで約1.4%上昇。一方の天然ガスは前日から5.2%低下し3.96ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは、前日から1.53%低下し989ドル台まで落ち込んだ。

為替市場は、昨日発表された英・2月雇用統計にて、失業率が4.6%から4.7%に0.1ポイント悪化したことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は193.584から192.074まで下落。時間足200SMAラインまで低下した。4時間足では75MAラインまで価格が落ち込んでおり、日足では200SMAに上値をレジストされての反落が入っている。

本日の指標は、6:45にNZ・貿易収支、8:30に日・全国消費者物価指数、8:50に日・対外/対内証券投資、9:01に英・GFK消費者信頼感指数、18:00に欧・経常収支、20:00に英・CBI企業動向調査、21:30に加・小売売上高、22:05に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、24:00に欧・消費者信頼感指数が発表予定となっている。上値が限定されたポンド円の回復余地に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。