先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.0ドルまで約1.1%上昇。天然ガスにいたっては前日から約2.9%上昇。4.39ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下した銅は、前日から1.39%下落。4.71ドルまで落ち込んだ。
為替市場は、7日に発表された独・1月製造業新規受注が前年比で前月のマイナス6.3%からマイナス2.6%に改善したことで、ユーロが欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。ユーロ円は159.271から160.754まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされて値を上げた。4時間足では200SMAが下値支持線となっており、日足ではRSIが58まで回復している。
本日の指標は、8:30に日・毎日勤労統計、8:50に日・国際収支、14:00に日・景気動向指数、15:00に日・景気ウォッチャー、16:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、翌6:45にNZ・製造業活動が発表予定となっている。米国時間で強含んだユーロの上伸性を慎重に見極めたい。