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米国時間で強含んだユーロの上伸性を注視か

米国時間で強含んだユーロの上伸性を注視か

米国時間で強含んだユーロの上伸性を注視か
2025.03.10
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本日のポイント
  1. 日・景気動向指数
  2. 独・鉱工業生産

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.0ドルまで約1.1%上昇。天然ガスにいたっては前日から約2.9%上昇。4.39ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく低下した銅は、前日から1.39%下落。4.71ドルまで落ち込んだ。

為替市場は、7日に発表された独・1月製造業新規受注が前年比で前月のマイナス6.3%からマイナス2.6%に改善したことで、ユーロが欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。ユーロ円は159.271から160.754まで上昇。時間足75MAに下値をサポートされて値を上げた。4時間足では200SMAが下値支持線となっており、日足ではRSIが58まで回復している。

本日の指標は、8:30に日・毎日勤労統計、8:50に日・国際収支、14:00に日・景気動向指数、15:00に日・景気ウォッチャー、16:00に独・鉱工業生産、独・貿易収支、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、翌6:45にNZ・製造業活動が発表予定となっている。米国時間で強含んだユーロの上伸性を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。