昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.4ドルまで回復。約0.9%上昇した。一方で天然ガスは前日から約4%低下。4.09ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、とくに上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.5%上昇。1,001ドル付近まで回復した。
為替市場は、NZドルが日本円についで強含んだ。NZドル円は他のクロス円が大きく下落する中で下値を固め、往って来いとなった。NZドル円は85.714から86.373の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。なお本日のアジア時間では昨日高値をすでに上抜けており、86.885まで上昇している。
本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、9:01に英・GFK消費者信頼感調査、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00に印・製造業/サービス業PMI、16:00に英・小売売上高、16:45に仏・企業景況感、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、22:30に加・小売売上高、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:30に米・ジェファーソンFRB副議長の発言が予定されている。下値を固めたNZドルの上値余地を慎重に静観したい。