昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.2ドルまで1.7%ほど低下。一方の天然ガスは約3%上昇し、3.3ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかった銅は、前日から2.8%上昇。4.48ドル台での推移となった。
為替市場は、昨日発表された欧・12月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月のマイナス1.2%から0.0%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は160.286から158.506まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で値を下げた。4時間足ではRSIが47から33まで低下しており、日足ではボリンジャーバンド-3σタッチに迫る勢いでローソク足が低下している。
本日の指標は、8:00に韓・経常収支、8:50に日・対外/対内証券投資、9:30に豪・貿易収支、10:00にフィリピン・失業率、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・製造業新規受注、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、ベイリーBOE総裁の記者会見、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・非農業部門労働生産性指数、24:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。PPI改善も上値が限定されたユーロの下伸性に警戒したい。