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欧CPI上昇も対円で下落したユーロの反発力に注目か

欧CPI上昇も対円で下落したユーロの反発力に注目か

欧CPI上昇も対円で下落したユーロの反発力に注目か
2024.12.02
本日のポイント
  1. 欧・雇用統計
  2. 豪・住宅建設許可

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは68.1ドル付近での横ばい推移となった。天然ガスは約2.3%低下し、3.19ドル台に落ち着いている。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上となり、唯一下落したパラジウムは前日から約1.8%低下し、979ドル台まで値を下げた。

為替市場は、11月29日に発表された欧・11月消費者物価指数(HICP)が、前年比で前月の2.0%から2.3%に上昇したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は159.937から158.019まで下落。時間足20MAに上値をレジストされる形で下落した。4時間足でも同様の値動きとなっており、日足ではボリンジャーバンド-2σまでローソク足が垂れている状況だ。

本日の指標は、8:50に日・設備投資、9:30にインドネシア・製造業PMI、9:30に豪・住宅建設許可、10:45に中・財新製造業PMI、16:30にスイス・小売売上高、17:50に独・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・雇用統計、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、24:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、29:00に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。欧CPI上昇も対円で下落したユーロの反発力に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。