昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは68.5ドルまで低下。天然ガスに至っては約6.8%低下し、3.19ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したシルバーは、前日から1.99%低下し29.8ドル台での推移となった。
為替市場は、昨日発表された米・10月耐久財受注が前月のマイナス0.7%からプラス0.2%に改善したにも関わらず、米ドルが対円で下落した。米ドル円は152.232から150.446まで低下。時間足10MAに沿っての下落トレンドが発生した。4時間足では200SMAのサポートラインを下抜けており、日足ではボリンジャーバンド-2σまで価格が低下している。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、9:00にNZ・ANZ企業信頼感、16:00にトルコ・貿易収支、17:55に豪・ブロックRBA総裁の発言、18:00に欧・マネーサプライ、19:00に欧・景況感指数、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・経常収支、翌6:00にNZ・消費者信頼感指数が発表予定となっている。米耐久財受注改善も下落した米ドルの下値余地に十分警戒したい。