昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは68.1ドル付近で方向感に欠ける展開となった。一方の天然ガスは約2.3%上昇し、2.97ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.5%続落し927ドル台まで低下した。
為替市場は、昨日発表された米10月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の2.4%から2.6%に上昇したことで、米ドルが指標発表後に最強通貨となった。米ドル円は154.328から155.626まで上昇。今年7月24日以来の155円台乗せとなった。なお本日のアジア時間では156円に迫る勢いで米ドル円が上昇している。
本日の指標は、8:50に日・国内対外/対内証券投資、9:01に英・RICS住宅価格指数、9:30に豪・雇用統計、12:30にタイ・消費者信頼感指数、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・実質GDP、22:30に米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、23:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、25:00に米・週間原油在庫、28:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、29:00に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。米CPI上昇にて上向いた米ドルの上伸性に十分警戒したい。