先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.6ドルまで約1.8%上昇。天然ガスも同様に上昇し、3.06ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、大きく上昇したパラジウムは前日から3.1%高騰。1,202ドル台での推移となった。
為替市場は、原油高とは裏腹にオセアニア通貨が最弱となった。豪ドル円は101.115から100.392まで下落。時間足上位から下位へと移行した。4時間足ではかろうじて75MAタッチでの反発が入っているものの、日足では上昇トレンドラインの10MAを下回っている。このまま豪ドルが対円で軟化していくのか、米国時間での値動きに注意したい。
本日の指標は、12:30にタイ・貿易収支、16:00にスウェーデン・貿易収支、17:30に香港・貿易収支、20:00に英・CBI小売売上高、21:00にメキシコ・貿易収支、23:30に米・ダラス連銀製造業景気指数、24:30に米・6ヶ月債入札、26:30に加・マックレムBOC総裁の発言が予定されている。最弱通貨となり上値が重くなったオセアニア通貨の下値余地に注意したい。