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最弱通貨となった日本円の回復性を静観か

最弱通貨となった日本円の回復性を静観か

最弱通貨となった日本円の回復性を静観か
2024.08.16
本日のポイント
  1. 欧・貿易収支
  2. 米・住宅着工件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.6ドルまで上昇。天然ガスは0.9%低下し、2.2ドルとなった。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に大きく上昇したプラチナは、前日から2.5%値を上げ958ドル台まで回復した。

為替市場は、米国時間で日本円が最弱通貨となった。ポンド円は188.732から191.973まで上昇。約3.3円急騰した。4時間足では20MAに沿って下値を切り上げてからの上昇トレンドとなり、日足では200SMA直下まで大きく上昇している。このまま日本円が弱含み他通貨が上昇していくのか、米国時間での値動きに注意したい。

本日の指標は、7:45にNZ・生産者物価指数、8:50に日・対外/対内証券投資、13:00にマレーシア・経常収支、15:00に英・小売売上高、15:30にスイス・鉱工業生産、18:00に欧・貿易収支、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・住宅着工件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:25に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言が予定されている。最弱通貨となった日本円の回復性を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。