昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは79.6ドルまで3.6%上昇。一方の天然ガスは1.7%下落し、2.1ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から2.38%上昇。27.9ドルまで回復した。
為替市場は、オセアニア通貨が欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。NZドル円は87.887から89.358まで上昇。時間足20MA下位から上位へ躍り出た。4時間足では20MAが下値サポートとして機能しており、日足では10MAからの反発上昇が継続しているため、欧州時間での続伸の値動きに注目したい。
本日の指標は、9:30に豪・ウエストパック消費者信頼感指数、10:30に豪・NAB企業系共感指数、15:00に英・雇用統計、日・工作機械受注、16:00にトルコ・住宅販売、トルコ・経常収支、18:00に独・ZEW景況感指数、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:30に米・生産者物価指数、26:15に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。強含んだオセアニア通貨の上値余地を慎重に静観したい。