昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは77.3ドル付近での価格変動を繰り返している。天然ガスは前日から小反落し2.1ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落した銅は前日から1.7%低下。4.08ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日BOC政策金利が発表され、市場コンセンサス通り政策金利が0.25%引き下げられ4.75%から4.50%となったことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は113.167から110.939まで2円以上下落。時間足10MAに沿って下伸した。4時間足では継続してボリンジャーバンド-2σに沿ってのバンドウォークが確認され、日足では200SMAのサポートラインを割り込んでいる。
本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、15:45に仏・企業景況感、16:00にトルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況感指数、欧・マネーサプライ、17:30に香港・貿易収支、18:30に南ア・生産者物価指数、20:00にトルコ・中銀政策金利と声明発表、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00にブラジル・拡大消費者物価指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・実質GDP、米・耐久財受注、24:00に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。0.25%利下げにて下落した加ドルの下値余地に十分注意したい。