昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.7ドルまで低下。天然ガスも同様に下落し、前日から4.5%低下。2.1ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく値を下げた銅は、前日比マイナス1.1%の4.5ドル台まで下落となった。
為替市場は、米国時間で米ドルが最強通貨となった。昨日発表された米・NY連銀製造業景気指数が前月のマイナス6.0からマイナス6.6に悪化したにも関わらず、米ドル円は日足十字線の往って来いとなった。米ドル円は時間足では20MAに上値を抑えられているものの、日足では75MAより上位で価格を維持しているため、欧州時間での米ドルの上昇性に注目したい。
本日の指標は、13:30に日・第3次産業活動指数、15:45に仏・経常収支、18:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、欧・貿易収支、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、27:45に米・クーグラーFRB理事の発言、翌7:45にNZ・第2四半期消費者物価指数が発表予定となっている。最強通貨となった米ドルの上値余地に注目したい。