先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.3ドルまで低下。一方の天然ガスは前日から0.13%上昇し、2.2ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、大きく低下したパラジウムは、前日から2.3%下落し967ドルまで値を下げている。
為替市場は、12日に発表された仏・6月消費者物価指数(CPI)の確報値が前年比で2.1%から2.2%に0.1ポイント上昇したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は173.420から171.463まで下落。時間足20MAからの反落となった。4時間足では75MAが上値抵抗帯となり、日足ではすでに20MAを下抜けているため、欧州時間での継続した下落に注意したい。
本日の指標は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:00に中・第2四半期GDP、中・鉱工業生産、中・小売売上高、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に欧・鉱工業生産、21:30に米・NY連銀製造業製造景気指数、加・製造業出荷、加・卸売売上高、25:30に米・パウエルFRB議長の発言、29:35に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言が予定されている。仏・CPI確報値上昇も低下したユーロ円の下値余地に警戒したい。