昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.0ドルまで約1%低下。一方の天然ガスは1.6%上昇し、2.3ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が下落となり、特に下げ幅の大きかったプラチナは前日から1.5%低下。1,022ドル台まで値を下げた。
為替市場は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は米国時間終盤こそ失速したものの、205.277から206.665まで約140pips上昇。時間足75MAがサポートとなり推移した。4時間足では20MAからの反発が入っており、日足ではボリンジャーバンド+2σでのバンドウォークが10営業日以上継続している。
本日の指標は、9:30に豪・westpac消費者信頼感指数、10:00にフィリピン・失業率、10:30に豪・NAB企業景況感、15:00に日・工作機械受注、17:00に台湾・貿易収支、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:15に米・バーFRB副議長の発言、23:00に米・パウエFRB議長の議会証言、米・イエレン財務長官の議会証言、26:00に米・3年債入札、26:30に米・ボウマンFRB議長の発言が予定されている。2008年8月以来の高値水準を更新しているポンド円の動向を、慎重に注視したい。