昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が祝日により休場となり、米10年債利回りは4.36%まで反発。金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.7ドルまで上昇。一方の天然ガスは2.7%下落し、2.3ドル台まで値が落ちている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、唯一上昇した銅は、前日から0.8%上昇し4.5ドル台まで回復した。
為替市場は、昨日発表された英・6月建設業PMIが前月の54.7から52.2へ低下したことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は206.167から205.729まで反落。時間足20MAを下回った。ポンド円は本日のアジア時間でさらに下伸し、204.974まで低下している。このままポンドが弱含み日足10MAラインの204円前半まで下落するのか、注視したい。
本日の指標は、10:00にフィリピン・消費者物価指数、14:00にシンガポール・小売売上高、日・景気動向指数、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・鉱工業生産、16:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:00に欧・小売売上高、18:40に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、26:15に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。建設業PMI悪化にて下落したポンドの動向を慎重に静観したい。