昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.5ドルを回復。一方の天然ガスは1.3%低下し2.4ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく上昇したシルバーは3.2%値を上げ、30.5ドル台まで上昇している。
為替市場は、昨日公表された米・FOMC議事録にて、「物価圧力は弱まっている」としつつ、利下げ時期を慎重に判断したい姿勢が見られ、米ドル売り・円売り相場となった。米ドル円は161.950から160.764まで約120pips低下。時間足20MAを下抜けた。4時間足では依然20MAより上位に位置しており、日足ではボリンジャーバンド+2σのバンドウォークが継続している。
本日の指標は、10:30に豪・貿易収支、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業新規受注、15:30にスイス・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、27:00にブラジル・貿易収支、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表が予定されている。なお本日は米国が独立記念日により休場となるため、米国時間でのボラティリティの急変動に十分警戒したい。