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反発上昇した米ドルの上値余地を静観か

反発上昇した米ドルの上値余地を静観か

反発上昇した米ドルの上値余地を静観か
2024.06.28
本日のポイント
  1. 日・雇用統計
  2. 米・ミシガン大消費者信頼感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは約1.5%値を上げ81.9ドル台まで上昇。天然ガスは0.9%の下落となり、2.6ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したプラチナは、前日から2.6%低下し1,001ドル台まで値を下げた。

為替市場は、昨日の米国時間で発表された米・5月耐久財受注(速報値)が、前月の0.6%から0.1%に低下したにも関わらず、米ドルが対円で小幅に上昇した。米ドル円は160.283まで下落後に反発。160.818まで価格を回復させた。4時間足では10MAが下値支持線として機能しており、日足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってバンドウォークをしている。

本日の指標は、8:30に日・雇用統計、日・東京消費者物価指数、日・鉱工業生産、15:00に英・実質GDP、15:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・雇用統計、19:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、21:30に加・実質GDP、米・個人所得、米・PCEデフレータ、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。反発上昇した米ドルの上値余地をじっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。