昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.7ドルまで約0.6%低下。天然ガスに至っては3.6%下落し、2.7ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落となり、大きく低下したゴールドは2,298ドルまで下落。2日続落した。
為替市場は、昨日発表された豪・5月CPIが前月の3.6%から4.0%へ上昇したことで、豪ドルが終日最強通貨となった。豪ドル円は105.946から106.953まで上昇。時間足75MAが下値サポートとなり値が伸びた。4時間足では20MAタッチにて反発が入っており、日足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが見られている。
本日の指標は、8:50に日・対内/対外証券投資、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、18:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感、英・BOE金融安定報告書公表、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:00にメキシコ・貿易収支、21:30に米・新規失業保険申請指数、米・卸売在庫、米・実質GDP、米・耐久財受注、23:00に米・中古住宅販売件数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。2007年11月以来の高水準に達した豪ドル円の上値余地に十分警戒したい。