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上昇から一転下落したユーロ米ドルの下値余地に要警戒か

上昇から一転下落したユーロ米ドルの下値余地に要警戒か

上昇から一転下落したユーロ米ドルの下値余地に要警戒か
2024.06.26
本日のポイント
  1. 豪・消費者物価指数
  2. 仏・消費者信頼感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは81.1ドルまで約0.5%下落。天然ガスに至っては2.1%低下し、2.85ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、大きく下落したパラジウムは、前日から4.7%低下し937ドルまで値を下げている。

為替市場は、昨日の米国時間で米ボウマンFRB理事が「インフレ率は未だに高く利下げ時期を明言するタイミングではない」とタカ派発言をしたことで、米ドルが米国時間で強含んだ。ユーロ米ドルは1.0743から1.0691まで下落。一昨日分の上げ幅の約8割を相殺しており、時間足ボリンジャーバンド-3σまで値が落ちている。4時間足では20MAが上値抵抗帯となっている。

本日の指標は、10:30に豪・消費者物価指数、14:00にシンガポール・鉱工業生産、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、19:00に英・CBI流通取引調査、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・消費者物価指数、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。上昇から一転、下落したユーロ米ドルの下値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。