昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.7ドルまで上昇。天然ガスも同様に上昇し、2.9ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はシルバー以外が上昇となり、もっとも大きく上昇したパラジウムは、前日から5.8%上昇し977ドルまで回復した。
為替市場は、ユーロ買い・米ドル売りの相場展開となった。ユーロ米ドルは1.0677から1.0745まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では先週の直近高値水準まで回復しており、日足ではボリンジャーバンド-2σから中心線まで回帰している。このまま欧州時間でもユーロが勢力を維持するのか慎重に判断したい。
本日の指標は、9:30に豪・westpac消費者信頼感指数、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、17:30に香港・貿易収支、21:30に加・消費者物価指数、22:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、23:00に米・コンファレンスボード消費者信頼感指数、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:00に米・クックFRB理事の発言、26:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。上昇著しいユーロの動向をじっくりと静観したい。