昨日は、米国市場が祝日により休場となった一方、金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは80.5ドル付近で推移。天然ガスは約2.5%上昇し、2.9ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなっており、特に上げ幅の大きかったシルバーは前日から2.4%上昇。30.2ドル付近での推移だ。
為替市場は、昨日発表された米・6月NAHB住宅市場指数が前月の45から43に低下したことで、米ドルが米国時間で軟化した。ユーロ米ドルは1.0724から1.0753までわずかに上昇。時間足20MAに沿っての上昇が確認された。4時間足でも同様に20MAが下値支持線として機能している一方、日足では20MAよりも下位で推移している。
本日の指標は、8:50に日・対内/対外証券投資、10:15に中国・ローンプライムレート、13:00にマレーシア・貿易収支、15:00に独・生産者物価指数、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30スイス・SNB政策金利と声明発表、17:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・経常収支、米・住宅着工件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に欧・消費者信頼感指数が発表予定となっている。上昇したユーロ米ドルの勢いが継続するのか、慎重に注視したい。