先週末の米国通貨は、14日に発表された加・4月卸売売上高が前月のマイナス1.1%からプラス2.4%に上昇したにも関わらず、加ドルが対円で下落した。加ドル円は115.105から113.994まで下落。時間足200SMAラインまで値を下げた。4時間足では一度価格を下げつつも、20MA下位から上位への移行が見られている。本日のアジア時間では加ドル円は先週末時点の実体足ラインまで反発している。
欧州通貨は、スイスフランが対円で上昇した。ポンド円やユーロ円など他の欧州クロス円が下落する中、フラン円は175.304から176.925まで上昇。時間足75MAが下値サポートとなった。4時間足では依然10MAより上位での推移が継続しており、高値更新が見られ上昇トレンドが継続している状況だ。
本日は、8:01に英・ライトムーブ住宅価格、8:50に日・機械受注、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・鉱工業生産、中・小売売上高、18:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・国際証券取扱高、21:30に米・ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:00に加・中古住宅販売件数、24:30に米・6ヶ月債入札、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。最強通貨となったスイスフランの上値余地を慎重に注視したい。