先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.3ドルまで低下。一方の天然ガスは4.1%上昇し2.93ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、特に下落幅の大きかったシルバーは、前日から6.9%下落し29.1ドルとなった。
為替市場は、7日に発表された加・雇用統計にて、失業率が前月の6.1%から6.2%に0.1ポイント悪化したことで、加ドルが対円で行って来いとなった。加ドル円は113.438から114.384まで上昇後に急落。113.874で引ける形となった。4時間足では200EMA直下に位置しており、日足では20MAより下位での推移となっているため、米国時間にて加ドルが回復するのか注視したい。
本日の指標は、8:50に日・国際収支、日・第1四半期GDP2次速報値、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:00に日・景気ウォッチャー調査、15:00にノルウェー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、トルコ・経常収支、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。加・雇用統計にて失業率悪化が見られた加ドルの回復性に注視したい。