昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.4ドルまで反発。天然ガスに至っては5.7%上昇し、2.78ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、大きく値を上げたパラジウムは、前日から2.7%上昇し944ドル台での推移となった。
為替市場は、本日のECB政策金利発表を控え、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は一昨日の下落幅を回復こそできなかったものの、168.008から170.011まで反発。時間足20MA下位から上位へと躍り出た。4時間足では200SMAが下値サポートとなり反発が入っており、日足では20MA直下での価格変動を繰り返している。
本日の指標は、8:50に日・対外/対内証券投資、10:00にフィリピン・失業率、10:30に豪・貿易収支、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、18:00に南ア・経常収支、18:00に欧・小売売上高、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、加・国際商品貿易、21:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。本日のECBにて市場予想通り0.25%引き下げられるのか、指標発表後の値動きを慎重に注視したい。