昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは76.9ドル付近で揉みあっている。天然ガスは2.9%下落し2.9ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは2.6%下落し974ドル付近まで値を下げている。
為替市場は、昨日発表された独・5月製造業PMIが前月の42.5から45.4へ上昇し、サービス業PMIも前回値を上回ったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は169.278から170.320まで上昇。今月高値を更新した。4時間足ではボリンジャーバンド+3σを上抜けており、日足では10MAより上位での推移が継続しているため、欧州時間での調整の値動きに警戒したい。
本日の指標は、8:01に英・GFK消費者信頼感指数、8:30に日・全国消費者物価指数、15:00に英・小売売上高、独・第1四半期GDP、スウェーデン・生産者物価指数、16:45にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、18:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、22:20に米・ウォラーFRB理事の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。独・5月製造業PMIが好調となったユーロの調整の値動きに警戒したい。