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FOMC議事録公表にて米ドルの値動きに影響が出るのか静観か

FOMC議事録公表にて米ドルの値動きに影響が出るのか静観か

FOMC議事録公表にて米ドルの値動きに影響が出るのか静観か
2024.05.22
本日のポイント
  1. NZ・RBNZ政策金利と声明発表
  2. 英・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.2ドルまで低下。天然ガスも同様に上値が重くなり、3.1%下落し2.66ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、堅調な推移を見せたシルバーは、前日から0.76%上昇し32ドル台まで値を上げている。

為替市場は、米・ウォラーFRB理事が「政策金利は適切に設定されており追加利上げは恐らく不要だろう」と発言したことで、米ドルの上値が重くなった。米ドル円は156.547から155.843まで下落。時間足75MAまで失速した。4時間足では米ドル円は依然20MAより上位での推移が継続しており、日足では10MAより上位に位置している。本日のFOMC議事録公表により米ドルの値動きに変化が生じるのか注視したい。

本日の指標は、8:50に日・貿易収支、11:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売売上高、17:00に南ア・消費者物価指数、17:05に欧・ラガルドECB総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:45に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、22:40に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が発表予定となっている。FOMC議事録公表にて米ドルの値動きに影響が出るのか、じっくりと静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。