昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.0ドルまで低下。天然ガスも同様に下落しており、2.34ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、プラチナに至っては前日から4.4%上昇し、1,057ドル台で推移している。
為替市場は、オセアニア通貨が米国時間で最強通貨となった。特にNZドルが大きく上昇。NZドル円は93.771から94.521まで値を上げ、時間足20MAに沿っての上昇トレンドが継続した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認され、日足では今月初旬から8日連続陽線となっている。このままNZドルが対円で上伸するのか注意したい。
本日の指標は、10:30に豪・賃金指数、13:00にインドネシア・貿易収支、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・実質GDP、欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に加・住宅着工件数21:30に加・製造業売上高、米・消費者物価指数、米・小売売上高、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、米・バーFRB副議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、25:00に露・実質GDPが発表予定となっている。上昇勢力が強まっているオセアニア通貨の方向性を慎重に見極めたい。