昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.7ドルを回復。天然ガスも同様に上昇となり、2.16ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日比プラス3.95%の987ドルまで上昇した。
為替市場は、昨日発表された欧・3月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月のマイナス8.3%からマイナス7.8%に小幅改善したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0754から1.0790まで上昇。時間足20MAに沿っての上げが見られた。4時間足では200SMAを実体足で上抜けており、日足では200EMAが上値レジストとなるかの節目となっているため、欧州時間での強弱性に注意したい。
本日の指標は、10:00にフィリピン・消費者物価指数、10:30に豪・小売売上高、12:30にタイ・消費者物価指数、13:30に豪・RBA政策金利と声明発表、14:30に豪・ブロックRBA総裁の記者会見、14:45にスイス・雇用統計、15:00に独・製造業受注、独・貿易収支、15:45に仏・経常収支、仏・貿易収支、17:00に台湾・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、23:00に加・Ivey購買部協会指数、24:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。対米ドルで上昇したユーロの上値余地を慎重に見守りたい。