先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.4ドルまで低下。一方の天然ガスは6.4%上昇し、2.15ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、唯一大きく上昇した銅は、前日比プラス2.07%の4.57ドル付近まで値を上げた。
為替市場は、加ドルが米国時間にて最弱通貨となった。加ドル円は112.413から111.552まで下落。時間足20MAに沿って値を下げた。4時間足では200SMAを下回っており、日足では20MAを下抜け75MAまで下落している。また、日足RSIは買われすぎサインの70を超過し82から44までの反落となっているため、このまま米国時間で下落が継続するのか警戒したい。
本日の指標は、10:45に中・財新サービス業PMI、13:00にインドネシア・実質GDP、14:00に印・サービス業PMI、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:25にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、25:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言が予定されている。最弱通貨となった加ドルが回復するのか、慎重に見極めたい。