先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは83.6ドルまで下落。天然ガスに至っては3.2%下落し、1.9ドルまで値を下げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下値を固めたゴールドは2,338ドル付近で推移している。
為替市場は、26日の日銀金融政策決定会合にて現状維持が発表されたことにより、日本円が発表直後から最弱通貨となった。すべてのクロス円は価値が下落となり、特に上げ幅の大きかったポンド円は193.955から197.926まで上昇。2008年9月以来の水準まで約4円の急騰が見られた。本日のアジア時間では円安が進行し、200円をタッチ。ポンド円は月足にて既に195円の抵抗帯を上抜けているため、2008年8月以来の200円台定着が現実的になってきている。
本日の指標は、15:00にスウェーデン・実質GDP、16:00にトルコ・経済信頼感指数、18:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感、欧・製造業景況感指数、20:00にブラジル・総合物価指数、21:00に独・消費者物価指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・6ヶ月債入札が発表予定となっている。月足にてレジストを上抜けたポンド円の上値余地に十分警戒したい。