昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.3ドルまで回復。天然ガスも同様に上昇し、2.12ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、下落した銅は4.43ドル付近で停滞している。
為替市場は、昨日発表された米・PMI購買担当者景気指数の速報値が、製造業/サービス業ともに前月の値から悪化したことで、米ドルが対円でなぎ推移となった。米ドル円は高値圏での価格推移なこともあり、154円台にてボラティリティが低下している。4時間足では20MAより上位に位置しており、日足では10MAより上位にてRSIが77付近で推移している。
本日の指標は、10:30に豪・第1四半期消費者物価指数、16:00にトルコ・景気動向指数、トルコ・設備稼働率、トルコ・住宅価格指数、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、17:00に独・IFO景況指数、19:00に英・CBI企業動向調査、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・小売売上高、米・耐久財受注、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。高値圏でもみ合っている米ドル円が上伸するのか、方向性を慎重に注視したい。