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豪失業率悪化で下落している豪ドル円の下値余地を注視か

豪失業率悪化で下落している豪ドル円の下値余地を注視か

豪失業率悪化で下落している豪ドル円の下値余地を注視か
2024.04.19
本日のポイント
  1. マレーシア・貿易収支
  2. 英・小売売上高

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは83.2ドルまで約1.1%上昇。天然ガスも同様に上昇し、1.76ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇したゴールドは一時2,400ドルを突破。現在は2,380ドル付近で推移している。

為替市場は、昨日発表された豪・3月雇用統計にて、失業率が前月の3.7%から0.1ポイント悪化し3.8%となったことで、豪ドル円の上値が重くなった。豪ドル円は99.183から99.577の間で推移。本日のアジア時間に入ると、97.775まで急落した。4時間足では200SMAが下値サポートとなり反発しており、日足では20MA直下に位置している。このまま豪ドルが対円で弱含むのか警戒したい。

本日の指標は、8:30に日・消費者物価指数、13:00にマレーシア・貿易収支、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、23:15に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、英・ブリーデンBOE副総裁の発言、23:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:30に英・マンMPC委員の発言、28:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。豪失業率悪化で下落している豪ドル円の下値余地を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。