昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは85.6ドルまで下落。天然ガスに至っては5.2%超の下落となり、1.75ドルまで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したシルバーは前日から2.6%跳ね、288.7ドルとなった。
為替市場は、日本円がユーロに次いで弱含んだ。ユーロ円を除くクロス円は総じて上昇した。ポンド円は191.551から192.577まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足ではポンド円は75MAが下値サポートとなっており、日足では10MAに沿っての上昇が継続している。このまま日本円が弱含みポンドが上向いていくのか、欧州時間での上伸性に注目したい。
本日の指標は、8:00に韓・雇用統計、9:00にシンガポール・実質GDP、13:30に日・鉱工業生産、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、21:00に印・鉱工業生産、21:30に米・輸出入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、27:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が発表予定となっている。改善の見られない円安傾向が継続するのか、慎重に見極めたい。