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回復しつつある米ドルが雇用統計で変化するのか静観か

回復しつつある米ドルが雇用統計で変化するのか静観か

回復しつつある米ドルが雇用統計で変化するのか静観か
2024.04.05
本日のポイント
  1. 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
  2. 米・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは86.8ドルまで上昇。一方の天然ガスは4.6%下落し1.76ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナスとなり、プラチナは前日から1.74%下落し936ドル台へと低下している。

為替市場は、低下していたドルインデックスが小幅に回復し、ユーロ米ドルが上昇からの反落となっている。ユーロ米ドルは1.0876から1.0822まで下落。時間足20MA上位から下位へと値を下げた。4時間足では200SMAを上回ったのち反落。20MAに回帰する形で下落している。4時間足RSIが買われすぎサインの70を超過し74から54までの下落となっているため、継続した米ドルの上昇に注意したい。

本日の指標は、9:30に豪・貿易収支、14:00に日・景気先行CI指数、15:00に独・製造業受注、独・輸入物価指数、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、21:30に加・雇用統計、米・雇用統計、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、22:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、24:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、25:30に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。回復しつつある米ドルの方向性を、雇用統計結果に注意しつつ静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。