昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは84.2ドルまで上昇。天然ガスに至っては6%以上上昇し1.84ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、パラジウムは前日から1.6%下落し1,016ドルまで値を下げた。
為替市場は、クロス円が米ドルを除いて下落となり、中でもフラン円が下落した。フランは168.038から167.255まで下落。時間足20MA上位から下位に値が落ちた。4時間足ではフラン円はすでに20MAを下回っており、ボリンジャーバンド⁻2σに到達しようとしている。日足では200EMAとSMAのデッドクロスが発生しているため、継続した下落に警戒したい。
本日の指標は、9:30に豪・RBA議事要旨公表、15:00に英・ネーションワイド住宅価格、15:30にスイス・小売売上高、16:30にスイス・製造業PMI、17:30に英・製造業PMI、英・マネーサプライ、18:00に南ア・製造業PMI、21:00に独・消費者物価指数、23:00に米・JOLTS求人、米・製造業受注指数、23:10に米・ボウマンFRB理事の発言、25:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、25:05に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。上値が重いスイスフランの動向を、じっくりと見極めたい。