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クロス円の全般的な下落の継続性に要注意か

クロス円の全般的な下落の継続性に要注意か

クロス円の全般的な下落の継続性に要注意か
2024.03.07
本日のポイント
  1. スイス・雇用統計
  2. 加・国際商品貿易

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時節目の80ドルを回復。現在は79.1ドル付近で推移している。天然ガスは下落が見られ、1.92ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、10.8%上昇し1055ドルとなった。

為替市場は、昨日発表された米・1月JOLTS求人件数が、前月の902.6万人から886.3万人に減少したことで、米ドルが米国時間にかけて最弱通貨となった。ドルインデックスは103.3まで低下。米ドル円は105.081から149.089まで下落した。米ドル円はさらに本日のアジア時間でも下伸。148.559まで値を下げている。米ドル円は昨日の下落により日足サポートを失っているため、下伸に警戒したい。

本日の指標は、8:50に日・対内外証券投資、9:30に豪・貿易収支、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、18:00に南ア・経常収支、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、22:30に加・住宅建設許可、22:30に米・貿易収支、加・国際商品貿易、24:00に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。クロス円の全般的な下落が継続するのか、警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。