昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは78.0ドルまで低下。一方の天然ガスは1.94ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄はゴールドのみが上昇となり、ゴールドは5日続伸し2,141ドルまで上昇した。恐怖指数(VIX)は7%上昇し、14.4となっている。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された豪・第4四半期GDPが、前年比で前回の2.1%から1.5%に低下したことで、豪ドルが対円で下落した。豪ドル円は昨日高値の97.989から97.377まで下落。一時的に4時間足200SMAのサポートラインを下抜ける展開となった。豪ドル円は日足では75MAラインまで価格が低下していないため、まずは欧州時間で豪ドルの低下が下げ止まるのか確認したい。
本日の指標は、8:00に韓・消費者物価指数、9:30に豪・実質GDP、16:00に独・貿易収支、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・鉱工業生産、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に加・労働生産性、23:45に加・BOC政策金利と声明発表、24:00に加・Ivey購買部協会指数、米・卸売在庫、米・JOLTS求人、米・パウエルFRB議長の議会証言、28:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。GDP低下で上値が重くなっている豪ドルの動向を、慎重に見極めたい。