昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは一時的に79.6ドルまで上昇したあとに反落。77.7ドルまで値を下げた。一方の天然ガスは3.2%上昇し、1.86ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が下落となり、パラジウムは1.8%下落し930ドル付近での推移となっている。
為替市場は、本日のアジア時間で豪・1月小売売上高の発表が行われ、前月のマイナス2.7%からプラス1.1%となった豪ドルが、対米ドルで反発した。豪ドル米ドルは昨日約60pips下落し0.6489付近まで値を下げていたが、本日のアジア時間で回復。半値付近の0.6519まで上昇した。本日アジア時間での豪ドルの反発が欧州時間でも継続するのか注視したい。
本日の指標は、8:50に日・鉱工業生産、13:00にタイ・製造業生産指数、15:00に南ア・マネーサプライ、16:00に独・小売売上高、スウェーデン・実質GDP、トルコ・実質GDP、16:30にタイ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:00に台湾・鉱工業生産、17:55に独・雇用統計、18:30に英・消費者信用残高、22:00独・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・実質GDP、22:30に米・個人所得、米・PCEデフレーター、米・シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっている。反発上昇している豪ドルの上値余地をじっくりと見極めたい。