昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.3ドルまで上昇。天然ガスはボラティリティが低下し、1.56ドルを挟んでの値動きとなった。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から約1.95%低下し、22.9ドル付近まで値を下げた。
為替市場は、米債利回りが上昇したにも関わらず、米国市場が休場だったこともあり、ドルインデックスは小康状態となった。米ドル円は150円のキリ番を挟んで小動きとなり、方向感に欠ける展開となった。上位足の日足では、米ドル円は10MAより上位に位置しており、ボリンジャーバンド中心線が上向いているため、米穀時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、10:15に中・最優遇貸出金利(ローンプライムレート)、13:00にマレーシア・貿易収支、17:30に香港・雇用統計、18:00に欧・経常収支、18:30に南ア・雇用統計、19:00に欧・建設業生産高、22:30に加・消費者物価指数、24:00に米・景気先行指数、翌6:00に韓・生産者物価指数、6:45にNZ・生産者物価指数が発表予定となっている。休場明けの米ドルの値動きを、慎重に判断したい。