昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.5ドルまで上昇。一方の天然ガスは1.59ドルまで落ち込んでいる。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、ゴールドは節目の2,000ドルを回復し、2,003ドルまで値を上げている。
為替市場は、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁が、「今年は9月と12月2回の利下げを見込んでいる」と発言したことで、米ドルが最弱通貨となった。米ドル円は150.562から149.523まで下落。日足10MA直下まで下落した。ただ、本日のアジア時間では日足10MAがサポートラインとして機能しているため、欧州時間に向けて米ドルが回復していくのか注視したい。
本日の指標は、8:50に日・対内外株式投資、13:30に日・第3次産業活動指数、16:00に英・小売売上高、16:00に独・卸売物価指数、スウェーデン・失業率、16:45に仏・消費者物価指数、20:30に印・外貨準備高、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:30に米・住宅着工件数、加・卸売売上高、米・建設許可件数、米・生産者物価指数、23:10に米・バー:FRB副議長の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が発表予定となっている。大きく下落した米ドルの回復力を、じっくりと見守りたい。