昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.1ドルまで回復。一方の天然ガスは約2%下落し、1.95ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは前日から5.7%低下。900ドルを割り込み896ドルまで落ち込んでいる。
為替市場は、昨日1月雇用統計が発表され、季節調整前失業率が2.3%から2.5%に悪化したスイスフランが、米国時間で最弱通貨となった。フラン円は170.247から169.192まで下落。一時的に4時間足200SMAを下抜けた。ただ本日のアジア時間では回復しており、200SMAを上回っているため、欧州時間での値動きに注目したい。
本日の指標は、10:30に中・生産者物価指数、12:00にタイ・消費者信頼感指数、13:30に印・政策金利と声明発表、14:00に日・景気ウォッチャー調査、18:00に欧・ECB月例報告、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:00に米・卸売在庫、27:00に米・30年債入札が発表予定となっている。米国時間で落ち込んだスイスフランが回復力を見せるのか、慎重に注視したい。