昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.2ドルまで約0.4%低下。一方の天然ガスは約3%反発し、2.20ドル付近での推移だ。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、上昇が顕著となった銅は、前日から約0.6%値を上げ、3.8ドルとなっている。
為替市場は、昨日発表された欧・1月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス15.0からマイナス16.1に悪化したことで、ユーロが対米ドルで大きく下落した。ユーロ米ドルは1.0916から1.0821まで約90pips低下。一時的に日足200SMAを下抜けた。テクニカル的には、ユーロ米ドルは週足にて高値・安値ともに切り下げているため、まずは直近安値の1.0723までの下落に警戒したい。
本日の指標は、8:50に日・貿易収支、9:00に豪・先行指数、16:00にスウェーデン・マネーマーケットCPIF、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00にフィリピン・失業率、20:00に英・CBI製造業楽観指数、21:00に印・消費者物価指数、メキシコ・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に加・BOC政策金利と声明発表、24:30に加・マックレムBOC総裁の発言、米・週間原油在庫が発表予定となっている。消費者信頼感指数悪化にて下落したユーロの動向を、慎重に注視したい。